浜通り12市町村の中では東京から一番近い広野町
広野町は浜通り12市町村の南の端。東京から一番近いんです。上野駅から特急ひたちで2時間37分。広野は特急停車駅なので、乗換なしの1本でアーティスト・イン・レジデンスのフィールドへ!
滞在先は広野駅の目の前
広野アーティスト・イン・レジデンスのメインの滞在先は広野駅前のホテル、ハタゴイン福島広野。現代アーティストでもある山崎晴太郎率いるセイタロウデザインがブランディングを手掛けたアットホームでお洒落なビジネスホテルです。従業員の皆さんはみな、アーティスト・イン・レジデンスのことはよくご存知ですから、万全のホスピタリティでアーティストをサポートしてくれます。
町全体でアーティスト・イン・レジデンスを応援
広野町役場やハタゴイン福島広野だけでなく、広野町振興公社さん、広野駅前の多世代交流スペースぷらっとあっとさん、広野町観光協会さん、広野町商工会さん、県立ふたば未来学園美術部さん、イオン広野さんなど、町全体がアーティスト・イン・レジデンスで広野にやってくるアーティストの皆さんを応援してくれています。滞在制作の期間中はもちろん、アーティスト・イン・レジデンスが終わった後でも町に顔を出せばどこでも大歓迎してくれる暖かい雰囲気が、広野アーティスト・イン・レジデンスの最大の魅力の一つです。
この広野アーティスト・イン・レジデンス自慢のホスピタリティの秘密は、広野町在住・在勤・在学の人たちが中心となる審査体制。最終審査の審査員は町内の現代アートスペースのキュレーターさん、広野アーティスト・イン・レジデンスを以前に経験したアーティスト、町内の高校の美術部の皆さん、町役場の有志の皆さんといったメンバーで実施されます。広野町を知り尽くした人たちが誰を招待するか決めているからこそ、広野アーティスト・イン・レジデンスはアーティストと町の皆さんの距離が近いんです。





あらゆるジャンル、あらゆる背景の現代アーティストを平等に扱う仕組み
広野アーティスト・イン・レジデンスは徹底的な情報公開と公平さへの配慮に力を入れています。応募書類には性別や年齢を書く欄もありませんし、顔写真も不要。AIを活用して人間の先入観や偏見を廃した一次審査(書類審査)、名前も経歴も伏せてアーティスト・ステートメント、ポートフォリオ、滞在制作企画の三つだけを使って行う最終審査。この仕組みによって、バックグラウンドもジャンルもバラエティに飛んだアーティストが広野アーティスト・イン・レジデンスに招待されてきました。
これまでに招待されたアーティストさんの専門はスカルプチャー、アクリル画、ストリートアート、テキスタイルアート、写真&ミクストメディアなどバラエティに富んでいますし、全員が違う学校の卒業生です。
また広野アーティスト・イン・レジデンスは審査プロセスでのケアギバー(妊娠・出産・育児・介護経験者)への加点や家族滞在の仕組みもいち早く導入しています。
公募の仕組みは国際標準準拠!
町民主体の審査体制とはいえ、公募の仕組みはグローバルスタンダードそのもの。日本の公募では省略されがちなアーティスト・ステートメントは必須ですし、履歴書の書式もグローバルスタンダード準拠のテンプレートを配布していますから、広野アーティスト・イン・レジデンスへの応募で作成した書類は、少し手直しすれば世界のどこの公募にも提出できるものです。
もちろん募集要項は日本語と英語の両方を掲出していますし、応募書類も日英どちらの言語でも受け付けています。
圧倒的な情報発信力
広野アーティスト・イン・レジデンスは様々なSNSや公式ウェブサイトを使って日英2言語で精力的に情報発信を続けています。その活動は日本国外でも注目を集めており、2025年1月にはわざわざイギリスから有名なキュレーターが広野に視察にやってきたほどです。
また、アーティスト・イン・レジデンスが終わった後でも事務局はアーティストの皆さんの最新情報を紹介していきます。
広野町の御縁でどんどん繋がるアーティストのネットワーク
2024年度に立ち上がった「余白のアートフェア福島広野」と広野アーティスト・イン・レジデンスはどちらもハタゴイン福島広野が定宿の現代アートプロジェクト。会期も重なっており、広野の秋冬は現代アートの季節というイメージが出来つつあります。
余白のアートフェア福島広野で国内外からやってくる何十人もの現代アーティストたちと交流できるのも広野アーティスト・イン・レジデンスの自慢です。また余白のアートフェア福島広野は広野アーティスト・イン・レジデンス経験者の出展枠を設けてくださっているので、アーティスト・イン・レジデンスの後はアートフェア出展アーティストとして広野に帰ってきてください!




